Distance
「美麗?? きーてんの??」

「…え? なんだっけ…??」

奈緒にも咲優香とのことを言い出せないまま1週間がすぎた…明後日から宿泊研修…
遥たちとはお昼…まだ一緒に食べてる…

「もぉ…だから、研修のペア!! 女子3人なのね。あたしと美麗とあとどうする??」

あー…そっか…。
女子は18人だから3人ペアなんだ。
奈緒とあたしはなぜか他の女子から一目おかれてて…(←可愛いからだよ。)
すると…

「ねぇ、あと1人どうする?? 残ってるのって…絢香ちゃんと…神門さんだ!!」

「ええっ?! まじで?! 絢香ちゃん!! 組もっ?!」

2人の女の子達が騒いだ…
神門さん…て…

「じゃ、一緒にペア組もっか??」

奈緒が笑いかけた。

「ええ。」

神門 月姫 mikado kaguyaちゃん。
真ん中わけの艶のある黒髪ストレートに
黒い猫目。紅色の唇…名前のとおり、かぐや姫
みたいな美人さん。 家柄も茶道の家元らしい…。
しゃべりかけにくい雰囲気があってあたしも初めて話すなぁ…
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