Distance
「よろしくね?? 神門さん!!」

「うん。」

ニコリとも笑ってくれない…

キーンコーンカーンコーン…

「あーあ、美麗ちゃん達可哀想。神門さんとおなじ班なんて!!」

「…??どうして??」

さっき騒いだ2人が話しかけてきた。

「神門さんていい噂聞かないし。まぁ美人だけどさ彼女いる男に手だしたとか、3又したとかねー??」

そうなの…??

「最悪でしょー??」
「男に媚売ってるから女子から嫌われてぼっちになるんだよー!!」

この2人…おかしいよ…

「それ…神門さんが言ったの? 自分は3又したとか…彼氏奪ったとか、てゆうか神門さんの事嫌いならほっとけばいいんじゃない…かな??」

あ!! しまった…やってしまった…

「なんなの…」
「いいし別に、3人似たもの同士で仲良くしてればいいよ!!!」

2人が立ち去ろうとした時…

「そうだね。仲良くしとくわ。」

「神門さん…??」

「あたし達が羨みしいだけのくせに。てゆーかモテない人の僻みとか最悪だね。あたしがモテるのは綺麗だからに決まってんじゃん? あたしはあたしなの構ってくんじゃねーよ!!」
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