Distance
「ごめんね??」

「ははっ遥、送ってあげたんだ??」

「あー…まあ。」

すると…

「そうなのぉ?? 遥君て優しいね! 」

菜渚ちゃんが話しかけてきた…

「佐々木…離してくんね??」

「いいじゃあん? 先生、点呼とってるよ?
いこ??」

遥の腕を引きながら先生の方に行く…と

ギロ…

え?? いま、睨まれた??

「美麗!!」

「ごめん…奈緒」

「行くよ?? バス乗って!」

先生は適当に座っていいって言ってたから
奈緒と座ろ……ってあれ…なんでみんな男女で座ってるんだ…??

「あー、美麗、先生がうるさくなるから男女で適当に座れってさ。」

「ええええ?!」

「あ、じゃあ美麗…俺と…」

大地が言いかけた…
ぐいんっ!!

「ふぇ?!」

「お前はココ。」

「は…るか…」

どうしよ…咲優香に睨まれてる…あたしはどうしたいの…
遥と…座りたい…!!

「うんっ」

「声でけぇよ、バカ。」

遥にこづかれる。

「えへへ…」


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