Distance
研修先に到着した。
とたんに呼び出されて…女子トイレにいます。

「あたしさ言ったよね。気をつけてってって
なんでわかんないの?!」

「…あたしが遥といたいの。」

「…はあ??」

「菜渚っ!!??」

菜渚ちゃん…ヤバイよこの状況…

「桜 美麗さん。遥くんの幼なじみ。それだけでしょう?? 遥くんの事好きとかじゃないんでしょ?」

菜渚ちゃんが睨んだ…

「そ…だよ…」

「だったら引いてくんないかな?あたしさ遥くんの事好きだし。」

「い…や..だ。」

「はぁ??」

「遥と離れるなんてできなっ…」

パンッッ

叩かれた。平手打ち。
いた…

「いいわよ?別に離れたくないって言うならあんたの大好きな奈緒にまで手ぇださなくちゃだけどね?? それじゃ…」

まってよ…なんで?? 遥と離れたらあたし…
どうすればいいの…??でも奈緒がっ…

「まって!!!! 奈緒は…やめて。わかったから…距離を考える…から」

「そう??よかった。」

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