ドンすればキュン死2
<ダン、ボスッ>
わたしの目の前が急に暗くなった。
「ごめん、大丈夫?」
小さく囁くような優しい声が上から降ってきた。
どうやらお兄さんは堪え切れずに肘をついてしまったみたい。
ごめんって謝られても困っちゃう。
むしろお疲れさま、って感じ?
ワンコ柄のネクタイがわたしの鼻に当たってる。
どうやら、わたしはお兄さんの腕の中に閉じ込められた格好になっていると思われる(泣)
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