とろける小春
「あれだけ豪快な転び方して片足の骨折だけで済んだなんて、ついてるよな」
「……五日も入院したのに」
「会社帰りの通院も俺が車で連れて行ってやるから。うん、小春はついてる」
「は? 通院?」
「ああ、小春にずっと付き添っていた俺に任せろ。その足がちゃんと治るまで面倒みてやるからな」
篠原君は大きく笑いながら、相変わらず私のキブスを撫でている。
あまりにも距離が近くて呼吸、止まったよ。
それに今篠原君の口を突いて出た言葉の意味は理解不能。
私の面倒をみる……そう聞こえたけど?
「……五日も入院したのに」
「会社帰りの通院も俺が車で連れて行ってやるから。うん、小春はついてる」
「は? 通院?」
「ああ、小春にずっと付き添っていた俺に任せろ。その足がちゃんと治るまで面倒みてやるからな」
篠原君は大きく笑いながら、相変わらず私のキブスを撫でている。
あまりにも距離が近くて呼吸、止まったよ。
それに今篠原君の口を突いて出た言葉の意味は理解不能。
私の面倒をみる……そう聞こえたけど?