甘々いじわる彼氏のヒミツ!?
今日は、2度目の持久走大会の全学年合同の練習日。
ハァハァと息を切らして走るあたしは無意識の間に遥斗の姿を探していた。
一回目の練習の時、遥斗は転んで起き上がったあたしの横を通り過ぎて行った。
ということは、あたしの後ろを走っていたということになる。
もしかしたら今回も、あたしの後ろを走っているかもしれない。
そんな期待もむなしく遥斗の姿は見えなかった。
「……――杏ちゃん!」
すると、前を走っていた及川先輩があたしの存在に気付いてその場に立ち止まった。
ハァハァと息を切らして走るあたしは無意識の間に遥斗の姿を探していた。
一回目の練習の時、遥斗は転んで起き上がったあたしの横を通り過ぎて行った。
ということは、あたしの後ろを走っていたということになる。
もしかしたら今回も、あたしの後ろを走っているかもしれない。
そんな期待もむなしく遥斗の姿は見えなかった。
「……――杏ちゃん!」
すると、前を走っていた及川先輩があたしの存在に気付いてその場に立ち止まった。