甘々いじわる彼氏のヒミツ!?
それがすべての答えだった。


「……――ていうか、杏こそ何でこんな奴と一緒にいるんだよ」


すると、遥斗は自分のことは棚に置いて不愉快そうにそう言い放ち、ヒロキ君を睨みつける。


なに?


言い逃れできないと悟ったら、今度は逆ギレする気?


「ヒロキ君のことをこんな奴って言わないでよ」


「こいつのこと、かばう気?」


「あたしが誰と一緒にいたって別にいいでしょ!?遥斗だってリカコと一緒にいたんだし!?」


売り言葉に買い言葉。


遥斗の一言一言にカチンッときて言い返す。
< 378 / 451 >

この作品をシェア

pagetop