甘々いじわる彼氏のヒミツ!?
「勝手に誤解させておけば?」
「……は!?」
「俺が誰と一緒にいてもいいじゃん。それじゃダメなわけ?」
「いやいや、ダメとかそういうんじゃなくてねっ!!」
「うるさい。俺がいいって言ってんだからいいんだよ」
「なっ!!なんでいつもそう俺様的な態度なのよ!!」
声を荒げると、遥斗はニコッと天使のような笑顔を浮かべてあたしを見つめた。
「……――イチゴ柄のパンツを履いてたってみんなにバラされたいんだ?」
心底楽しそうに天使のような笑顔を浮かべながら悪魔のようなことを言う彼。
目を白黒させているあたしを残してスッとお盆を持ち立ち上がると、彼は「じゃあね、杏」と言い残してその場を後にした。