オレ様専務を24時間 護衛する Ⅱ


突然、ゆっくりと彼の顔が迫ってくる。


見つめられるだけで眩暈がしそうなほどのイケメンフェイスが、

熱い視線を向けながらじりじりと近づいてくる……。


な、何ッ?!

こんな状況でこの距離って………もしかして?


京夜様とは何度もキスをしているけど、

こんな風に熱い視線を送られた事は1度も無い。


しかも、私の気持ちを伝えた直後でこの展開。

脳内が幼稚園児レベルの私でもさすがに察しが付く。


どどどど、どっ、どうしよう~~!!


あまりの緊張に心臓が今にも爆発しそう。

上手く息を吸う事すら出来ず、

未だかつてない強敵に出くわしてしまった感じだ。



闘わずして負けが決まっているような……。

うぅぅぅ~~~~ッ!!!

ギャアァァ~~~

これ以上は目の毒以外何物でもない!!


私は白旗を上げ、瞼をきつく閉じた。



すると、唇に柔らかい感触を感じた。

ッ?!//////


キキキキ、キス………しちゃったよ~~!!

どうしよう、どうしよう、どうしよう~~!!


この後、私はどうしたらいいの??


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