オレ様専務を24時間 護衛する Ⅱ
「京夜様、24時間365日お傍を離れませんからね」
「当たり前だ。次離れようものなら、GPSを体内に埋め込むぞ」
「…………怖いです、その眼」
「俺は本気だ」
相変わらず魔王の眼力は威力が凄まじいけど
その裏に隠れている愛情は無限だって知っているから
私はアナタの隣にいたいんです。
これからもずっと
「京夜様っ、…………だぁ~~~い好きっ!!」
お互いの両親が温かく見守る中、私は彼の首に抱きつくと。
彼はそんな私の両肩を掴んで剥がすように体を離す。
「『大好き』じゃ足りないな」
「へ?」
「まぁ、いい。…………惚れた俺の負けだ」
彼は柔らかい笑みを浮かべ、少し強引に口づけた。
私だけの王子様。
これからも、私だけを見ていて下さいね☆