未来を変える殺し屋
その客は、死んだはずのストーカーだった。


「なんで……」


「つまり、こういうことだ」


冷たい物が俺の額に当てられた。


拳銃だ。


「おまえは今日、私に殺される」


「なんで……なんでだよ! なんで俺が……。それに、なんであのストーカーが生きているんだ!」


「前に言っただろう。私はストーカーを殺すと。何度も言わせるな」


男が拳銃を持っていない方の手で、小太りの男を指差す。


「彼はストーカーではなく、私の相棒だ」
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