未来を変える殺し屋
次の日の夕方、俺は起きてすぐにテレビをつけた。


すでに夕方のニュースが始まっている。


会社を辞めて以来、俺は完全に昼夜逆転の生活を送っていた。


テレビの音をBGM代わりにして、のんびりと着替える。


『それでは、今日最初のニュースです』


アナウンサーの声が耳に届く。


『政治家の〇×さんが賄賂を受け取ったと……』


「えっ」


俺は耳を疑った。


本当に政治家の汚職事件が起きた。


「そんな……」


そのとき、郵便受けからコトンと音がした。


確認すると、白い封筒が入っていた。


上の部分を破って中身を見ると、それはまた新しい“予言”だった。
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