片想い電車【完】
「茜、私…なんてこと…っ!!」
「杏里。今は思いっきり泣きなさい。」
3年間、ダラダラと引きずってるだけなのだと。
新しい恋をすればすぐ忘れるのだと。
そう、思ってた。
でも、いつの間にか想いは膨らんでいた。
蓮斗はいつの間にか私の中で大きな存在となっていた。
この3年間で_________。
蓮斗はかけがえのない人となっていた。
私、こんなに、蓮斗のこと好きになっていたんだ。
こんなにも、愛しい気持ちで溢れていたんだ。