片想い電車【完】
蓮見 蓮斗。私の大好きで忘れられない人。
蓮斗って呼んだら振り向いて笑ってくれた彼。
私とケンカしながらも楽しそうだった彼。
私に意地悪をしてる時に嬉しそうだった彼。
1回だけ罰ゲームで繋がれた手の温もり。
キスされた唇。
そして次の日に突然消えた彼。
またこうやって私の心を離さない彼。
ずるいなぁ。
いつだって私の一歩先を行くんだよね。
蓮斗は。
私は懐かしい愛しい日々に微笑んだ。