遠距離恋愛【完】
それから他愛もない話をして校門から靴箱へ向かう。
靴箱は全学年共通の為、朝は少し混んでいる。
私達は1年生の靴箱に向かう。
途中、2年生の靴箱の横を通るから見ないように気を付けてるんだけどね。
昔はここで晃先輩を想ったな。
そう思いながらみぃとゆぅちゃんと通り過ぎる。
私はその時、2年生の靴箱から視線を感じた。
なんだろうと思ってふと視線をそっちにやる。
そこには、私が誰よりも大好きな人が。
_________晃先輩がこっちを見ていた。
私は慌てて視線を逸らして、足早に通り過ぎた。