サクセサーズ
中年の男性はこうに言った。



「革命軍が本格的に動き始めたみたいだなからな。こんな立て看板を出したんだろう。

ほとんど国王軍も壊滅されちまったし、このまま行けば本当に革命が成功しちまうんじゃないのか」




若い女性は首を傾げながら呟いた。




「でもどうして、革命を起こそうとしてるのかしら?王はわたしたちの意見を聞いて政治をしてくれているのに」




他にもざわざわと鬩ぎ合う人たちの会話が聞こえる。




「ウワサだと革命軍の幹部はすごい強いらしい…頭領はもっとだろうな」




「国王は今病に伏せっている。代わりに革命軍と戦ってくれる人を探してるみたいだよ。

でも、そんなわざわざ返り討ちにあって処刑されるのもイヤだよね」
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