サクセサーズ
中は暖炉のおかげで暖かく、小さな明かりがほんのりと部屋を照らしていた。



椅子や、ベッドの数からしてどうやら一人暮らしのようだ。



「めずらしいわね。全くこんな辺鄙な所に客が来るなんて…ま、ベッドにでも腰掛けていて。飲み物淹れるから」




二人に対する接し方からすると、どうやらいい人のようだ。




プラチナブロンドのロングヘア。腕元から見える金のバングル。耳元にはイヤリング。手の甲には見慣れない緑色の紋章が入っていた。




お洒落にはかなり気を使っているように見えた。





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