サクセサーズ
「え、あ、アレンが風邪引くと困るから毛布かけてあげようと思って…」



リリィはそっと毛布を手渡した。顔の赤みはまだ引いていなかったため、少し俯き気味ではあったが。



「ん、悪いな…ありがと」




アレンは頭を掻いてぶっきらぼうにお礼を言った。毛布を身体にかけると、前より腹周りが温かくなった気がした。







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