サクセサーズ
「ようこそ。シャーマンの村へ。こんな寂れた村に何の用かな?」


恰幅のいい老人が三人に話しかけた。



「わたしは風の継承者ジル。長老のキーラ様に用があって来た」




それを聞いた老人は黙って頷くと、すぐに中央の大きな祠に案内してくれた。祠に入ると長い通路があり、その傍では水が懇々と湧き出ていた。




「この奥に、キーラ様はいらっしゃいます。どうぞお進みください。貴方がたにアストラルの導きのあらんことを」




そう言うと、老人は三人の前から姿を消した。



「さ、二人とも進むわよ」




カツン、カツンと地面を蹴る音が辺りに響き渡る。

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