サクセサーズ
ジルは丁寧にお辞儀をして挨拶をした。


「キーラ様。風の継承者ジル、ただいま参上しました」




「うむ。よくぞ来てくれたジルよ。お主たちがここに来ることはアストラルの導きからもう聞いておった」




キーラはそう言うとジルの隣にいたリリィに手招きをした。リリィはどきりとして、ガチガチに震えながらキーラの側へ向かった。




「ジル。あいつ大丈夫か」



アレンはリリィの様子に呆れてジルに耳打ちした。ジルは問題ないでしょうと首を縦に振った。
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