サクセサーズ
住人を先導し終えた時には二人の方はもうほとんど片付いていた。黒い影の跡形はなく、塵になって消えていた。



「終わったわね。中々強いわねアレン」




「いや。お前の方が上だ。もっと精進しなければ」




二人は剣を鞘にしまった。ケガはしていないもののさすがに疲れた様子で小休止を取った。
< 86 / 212 >

この作品をシェア

pagetop