君の絵を描かせてくれ。
あの絵がコンクールでまさかの賞をもらったらしい。そして、その授賞式が韓国であるから一緒に来ないかと。
『すごーい!あの絵、本当に素敵だったもんね!!でも私、韓国に行くお金なんてないし!行けないよ!』
「はぁ。そんなことは気にしなくていい。長い間付き合わせたお礼をしてなかったからな。いいんだよ、ガキは黙ってついてくれば。」
『じゃあ……お言葉に甘えて。よろしくお願いします。』
なんと、私は冬休みに真幸さんと韓国へ行くことになってしまった。