君の絵を描かせてくれ。
「모잠비크의 여동생。〝最愛の妹〟。
その人、そうとう真莉のこと可愛いがってたんだね〜。」
〝最愛の妹〟
私のことそこまで思ってくれてたんだ。
でも、嬉しい反面、悲しくもある。
妹にしか見られていなかった。
1ミリも女性としては見られてなかったんだ。
11歳も歳が離れていれば、当然といえば当然なのかもしれない。
でも、優しくされるたびに、少しくらいって期待してた部分もあった。
私は、あの夜の体温を思い出して
胸が苦しくなった。