君の絵を描かせてくれ。
私は実家に来ていた。
何も言わずになんて、それは出来ない。
ちゃんと自分の口で、言わなきゃ。
『いきなりごめんね。2人に大事な話があるの。だから、そこ座って?』
3人で食卓に座る。
もう、こんなことも一生ないのかもしれない。
ポタッ……ポタッ……
「真莉羽?どうしたの?」
『……あのね。私…………。』
やっぱりーーーーーーーーーー。
ガタッ
「真莉羽?」
ダッ
私はそのまま家を飛び出した。