俺様魔王の甘い口づけ
ルイは体を翻し、それをよけていく。
バンバンと銃声が飛び交う中、ルイは右手を横に払う。
その瞬間、なにが起きたのか、四方にいた家来たちが次々となぎ倒されていく。
すごい・・・。
ルイの強さを目の当たりにして声が出ない。
ルイが地面に着地した時には、ほとんどの家来たちは床に倒れていた。
「・・・!?」
しかし、ルイがこちらに近づこうと歩き出そうとした時、ルイに異変が。
「ククク・・・」
王が不敵に笑う。
「・・・貴様」
「身体が動かないだろう。見えない特殊な意図を張り巡らせていたのだ。貴様の動きを少し封じるには十分」
身体を動かし辛そうなルイ。
見えない糸で、動きを封じられたらしい。