俺様魔王の甘い口づけ
でも、そうじゃない。
「でも、ずっとルイが苦しんでほしくないから!例え、私がいなくなっても大丈夫なように・・・」
それはわからない。
だって。
私の方が、寿命は短い。
それに、私はこの世界の人間じゃない。
いつまでここにいられるかわからない。
キイに、言われて気づいたんだ。
私が血をあげるだけじゃ解決なんてしないって。
それは、永遠ではないから。
「ルイに、いつまでも生きていてほしいから」
「俺に・・・生きてほしい・・・」
「うん」
「芽衣子は・・・」
ルイの掌が、私の頬に触れる。