俺様魔王の甘い口づけ
「ルイがほしい言葉なら、いくらでも言ってあげるから」
「芽衣子・・・」
「だから、生きて」
真っ直ぐ生きて。
本当のルイのままでいて。
そんなルイが私は・・・・・・・。
「え・・・」
パッと咲いた花のように。
芽生えた気持ちに、今気づいたような・・・。
でも、まさか。
うん。
まさか、ね。
「どうした」
「え、ううん。なんでもない」
だって、そんな。
私は人間で。
彼は悪魔。