夏に散った花
帆乃は、あいつらみて泣き出したし。
帆乃にはないてほしくねぇ。

「帆乃の泣く顔は見たくねぇんだよ。」

そう言ってしまってた。

帆乃は自分が泣いてたことに気づいてなくて、一瞬マヌケな顔をした。


そんとき思った。

ぜってぇ、斉藤にはまけねぇ!
帆乃は俺が守る!
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