業務報告はキスのあとで



「へー…………


ちょっと顔がいいからって、図が高くて、意地悪で、俺様………ねえ?俺が聞いてないと思ってか随分と言ってくれるじゃないの」



小松さん、と、笑って私を見る平岡さんに私の肩は硬直する




「あ……あの………え、っと……こ、これは……」



言い訳を探そうとしたって、もう遅い。



完全に内容は聞かれてしまっているし、もうその内容が完全な愚痴であったため誤魔化しようがないのだ。






「す…………すいませ、ん」




大人しく謝ると、平岡さんは「謝ったからって許さないけどネ」とまた笑って去っていく

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