業務報告はキスのあとで
「は……はあ…っ?!こ、こんな事してからかって、何が楽しいんですか!悪趣味ですよ!」
俺の一言に相当腹を立てたのか、そう言ってジタバタし始める胡桃ちゃん
「だからさ、からかってなんか無いって。本当。俺、胡桃ちゃんと真面目に付き合いたいと思ってるんだケド」
「……ッ、な……」
真っ直ぐ、逸らさないように、胡桃ちゃんの事を見る。
「何回も言ってますけど、そういう冗談は本当に嫌い…」
「何回言えば分かってくれるの?」
「は、いや、だから……」
真っ直ぐ見つめた瞳に、胡桃ちゃんの口の動きが止まる
「何回も言ってるじゃん。俺、ちゃんと胡桃ちゃんのこと本気だって」
「し……っ、信じられない…です……そんな言葉」