業務報告はキスのあとで
「ひ、平岡さん……」
「どうも、初めまして。新人くん」
平岡さんは部屋へと入ってくるなり松岡くんの前へと立つ
何だか機嫌の悪そうな……
でも、ニコリと笑っている平岡さんの表情からして、さっきの会話を聞かれていたのだと私は判断した
「………で。
初日から早々何うちの小松に手出そうとしてくれてるわけ?」
………ああ、やっぱり。
私の予想は見事に当たっていて、平岡さんは松岡くんを脅すかのように迫っている
「平岡さ…」
「すみません。でも、本当に可愛いなあって思ったんです」
平岡さんを止めようとした私の言葉を遮ったのは松岡くんで。
しかも、その松岡くんの一言がまたまた衝撃で…………私は口をあんぐりと開けた