業務報告はキスのあとで

「ひ、平岡さん……」


「どうも、初めまして。新人くん」


平岡さんは部屋へと入ってくるなり松岡くんの前へと立つ


何だか機嫌の悪そうな……

でも、ニコリと笑っている平岡さんの表情からして、さっきの会話を聞かれていたのだと私は判断した




「………で。

初日から早々何うちの小松に手出そうとしてくれてるわけ?」





………ああ、やっぱり。



私の予想は見事に当たっていて、平岡さんは松岡くんを脅すかのように迫っている





「平岡さ…」

「すみません。でも、本当に可愛いなあって思ったんです」



平岡さんを止めようとした私の言葉を遮ったのは松岡くんで。

しかも、その松岡くんの一言がまたまた衝撃で…………私は口をあんぐりと開けた

< 216 / 350 >

この作品をシェア

pagetop