業務報告はキスのあとで
「ああー、もう!」
ぐしゃぐしゃと髪をかき乱し、少しのイライラを発散する
そんな俺の元へ
「なんだ平岡、荒れてんな」
なんてニコニコと笑いながらやって来たのは、アイツ…松岡の指導係であるはずのテッシーだ。
「ちょ、テッシー!何でテッシーじゃなくて胡桃ちゃんがアイツの指導してるわけ!!」
「あー……んー……なんでだろうな?」
俺の質問に、テッシーはハハハと笑う
「ハハハ、ってさー……ほんと笑い事じゃないんだけど」
どうにかしてよアレ、と嘆く俺にテッシーは「まあ、でも俺的には助かってるけど」なんて言って笑う