業務報告はキスのあとで
ただの好きというより、溺愛、ね……
今までの俺の恋愛経験からするとそんな事あり得ないけれど、今回に限ってはあながち間違いでもない。
……いや、寧ろ正しくてぴったりな表現かもしれない。
「小松さん確かに可愛いけど、顔が…というよりは、行動や仕草が人より可愛いな」
「あー…それ分かる」
隣で何故か冷静に胡桃ちゃんの分析をしだしたテッシー。
ただ、その分析は間違いではなく、納得のいくものだった。
胡桃ちゃんは、可愛い。
俺がこんなに溺愛するぐらいなのだから、もちろんルックスだって良い。
ただ、その〝可愛い〟はモデルみたいに特別可愛いとか、そういうわけじゃなくて何というか……
仕草や言動が可愛いが為に、全てが特別可愛く見えてくる……みたいな?
うまくは説明できないけれど、そんなところだろうか。