業務報告はキスのあとで

恋愛成就





─────カタカタカタ…



特に急ぎではないが、個人的に今日中には終わらせたいデータをまとめている最中




「あの!!小松さん!!」





と、オフィスの端から声が飛んでくる。




私は「はーい、次は何?」と返事をしながら作業を一旦止めて立ち上がった


そして、その声の主の方へと向かっていく。




ちなみにその声の主というのは、言うまでもないけれど新人アルバイトの松岡くんである。



何故かよく分からないけれど、最近は手島さんではなく私が教育係になっているような感じで、ほぼ一日付きっきりだ。

< 231 / 350 >

この作品をシェア

pagetop