業務報告はキスのあとで

「罰……ですか…?」


サラリと言って見せたけれど、今、間違いなく平岡さんは〝ちょっとした罰はあるみたいだけど〟と発した



やっぱり、タダでは済まないのか……




「え?あー……でも、本当ちょっとした罰みたいだし大丈夫大丈夫。」


「でも………それなら、私も一緒に」

「こらこら、そういう事言わないの。

こういうのは男が責任とらないといけないもんなんだからさ、胡桃ちゃんは黙って守られてればいいのっ」



そう言って笑うと平岡さんがまた私の髪を優しく撫でる





「本当に………ごめんなさい」




たくさん…たくさん、平岡さんに迷惑をかけてしまった。


でも、平岡さんは絶対に私を責めたりしないし、優しく守ってくれる。

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