オークション!!~五億円で買われた私~
遊園地に着くと、修也さんがふと息を漏らした。


「何年振りだろうか…SP無しで自由に出かけるのは。」


……そっか。修也さんは財閥の御曹司。


自由にお出かけできなかったのかな……。


「今日は、いっぱい遊ぼうね!!修也さん!!」


「ああ。そうだな。」


すると、急に修也さんの眉間にシワが寄った。


「………それでだな。」


「……は……い……。」


…………修也さん……眼光鋭い……


私……何か変なことしたかな…………
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