オークション!!~五億円で買われた私~
その時、ガラリと荒々しくドアを開けて入って来た人がいた。


「……どーも。


……新入生で~す。


ってことで今日から宜しく。」


黒いメガネ、無造作に跳ねた髪はこの学校では珍しい黒髪。


けれど、どこかこの真面目なスタイルに相反した荒々しさを持っている。


クラスは一時騒然とした。


ハサミを持っていた三人組や、他の女子達は、態度を一転させ、パッと目を輝かせている。


「キャー!!!!イケメン!!」


「名前教えて~!!!!」


「…………山田 修也。」


「キャー!!!!!」



修也……??…………どこかで…




会った気が……………。



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