雪の降る夜に
どうしようかなー……面倒くさいけど裏口から行くかな。
ケバ子(命名)達に気付かれないように裏口に向かった。
「…はぁ、やだなーもう」
「何が嫌なの?」
「それがさぁ…………って」
「やっほー」
……誰?
「今、誰って思ったよね?」
「うん、で?あんた誰?」
「あ、やっぱりそれが素なんだね?」
「は?………あっ」
何なのこいつ…
「んんっッ…なんのことぉ?アキわからないよ〜」
「あ、普通に喋っていいよ。つか、その方が俺としても面倒くさくなくていいからね」
「え〜?何言ってるんですかぁ?これが本当の私なんですよぉ??」
「そっか、変えたくないならそのままでもいいけどね。…辛くないの?」
「これが素ですからぁ〜♪」
「あーそう?」