あと2分のクリスマス。





ブルルル…



その時、カバンの中のスマホが震えている事に気付いた。




嫌な予感がしつつもそれを取り出してみれば、




“箕島陸”の文字…





「…は、はい」



恐る恐る出てみる。




「中原!?」




電話の向こうの箕島の声は慌てていて、でもどこかホッとしたように聞こえた。





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