あと2分のクリスマス。






「…はぁ……」




吐く息が白く空に溶けていく。





なんとなくスマホを取り出すけど…





ダメだ。





今まで失恋とか、テストに落ちたとか、何かあったら真っ先に箕島に電話してた。




箕島は文句を言いながらもいつも駆けつけて、話を聞いてくれた。





…ねぇ、箕島




私、こういう時箕島がいなきゃ





誰に電話していいかも分からない。






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