あと2分のクリスマス。





少しの沈黙が降りて、そして




「…それってつまり」




箕島の手がそっと、私の背中にまわる。






「中原も、俺が好きってこと…?」





ちょっと掠れた箕島の声。






…好きとか嫌いとか、恋とか愛とか



難しいことはよく分からない。





でも絶対に離したくない温もりを恋って呼ぶなら




私は






「……好き」








きっと、箕島のことが好き。







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