最後のひとり
なんだかんだ話しているうちに教室もにぎやかになってきた。


まさき「じゃあ、俺もう教室戻るわ」

まなみ「またね」

まさき「おう」


まさきは隣のクラスだ。


綾奈「…てゆうか先生は?」

まなみ「確かに…、もう授業開始時間だよね。」

綾奈「私とまなみは朝早くからいるのに一人も会ってないよねー」

まなみ「緊急会議とかかな?」

綾奈「やったぁー!!授業つぶれるー♪」


放送《これから朝の放送を始めます》


綾奈「そんなのあったっけ?」

まなみ「?」


放送《これから皆さんには殺し合いをしてもらいます。》


生徒「は?(笑)」

生徒「なにこの放送(笑)」


放送《まずルールを説明します。
①学校の敷地から出たものは失格。
②放送は朝8時と夕方6時に行います。
③殺し合いは朝8時から夕方6時までです。
④8時から6時以外の時間で殺し合いを行った場合、武器を使用した場合は反則とみなし即退場です。》


綾奈「なにこれ超悪趣味…」

まなみ「うん…」


放送《皆さんの机の中にランダムに様々な武器を入れておきました1人につき1つです。ちなみに、武器を取るのもあげるのも自由です。》

まなみ「武器…?」

たしかに机の中に何かある。
…サプリメント?が沢山入ったカプセル。


放送《学校から出られるのは生き残った最後の一人のみです。頑張ってください。殺し合い開始まであと五分です。準備してください。》


綾奈「ま、まなみっ…」

まなみ「大丈夫だよ!どうせただのイタズラだから…
ほら!私の武器なんてこのサプリみたいなのだよ?(笑)
殺し合いなんてする訳…」

綾奈「…うん、そう…だよね!」

綾奈は心配症だから私が安心
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