最後のひとり
綾奈「ね、ねえ皆、殺し合いなんてしないよ…ね?」

生徒「やるしかないんじゃない?」

生徒「最後の一人になったら帰れるんなら…?…やるしかないだろ」

綾奈「こ、こんなの間違ってる!皆、同じクラスの仲間てしょ?!殺し合うなんて…」

生徒「なにいい子ぶってんの?(笑)」

綾奈「いい子ぶってなんかないよっ!!!」

まなみ「綾奈やめて!落ち着こ?」

綾奈「落ち着いてるよ!!」

まなみ「お願いしゃべらないで…。皆に睨まれるようなこと今言っちゃだめ、綾奈が殺されるかもしれないから(小声」

綾奈「なんで…?今まで一緒に過ごしてきた仲なのに、なんで…?まなみなら…まなみなら私の味方してくれると思ってたのに!!!(教室から走り出る」

まなみ「まって綾奈!!(後を追いかける」





まなみ「ねえ待ってってば!!(綾奈の腕を掴む」

綾奈「嫌っ!!離してよ!!!(まなみを突き飛ばす」

まなみ「きゃっ…!」


綾奈から突き飛ばされて階段から落ちた。


綾奈「…まなみっ!!!」

まなみ「……いっ…たぁ…」

綾奈「ごめん!!私…本当にごめん!!」

まなみ「大丈夫だよ、なんともないから」

足首をひねったけれど、
幸い4,5段で止まることができた。

綾奈「ほんとに?!よかった…」

まなみ「私こそごめん。綾奈の言ってたことは正しかったのに。」

綾奈「ううん、私がみんなを刺激させるようなこと言うのを止めたかったんだよね、ありがとう」

まなみ「…綾奈は殺し合いに反対なんだよね?」

綾奈「うん、友達を殺すぐらいなら死んだほうがマシ。」

まなみ「解った、私も参加しない。」

綾奈「…クラスのみんなは空気的にやる気満々だったよね…。」

まなみ「私達で説得しよう。」

綾奈「武器、みんなが何持ってるか解らないし、言い合いになったら殺されるかもしれないんだよね…。」

まなみ「友達を殺すぐらいなら死んだほうがマシ…でしょ?(笑)」

綾奈「だね(笑)よし!説得頑張ろう」


教室に向って歩き出した。
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