最後のひとり
まなみ「……」

綾奈「どうしたの?まなみ」

まなみ「見ちゃダメっ!!!」


こんな悲惨な光景綾奈には見せたくなかったけど、少し遅かったみたい。
クラスのみんなが真っ赤に染まって倒れている。


綾奈「きゃあああああ!!!」

まなみ「どういうこと…?」

綾奈「なんで、みんな、みんな!!」

「これ、どういうことだよ…」

まなみ「?!……たいち?!」

たいち「なんでそんな驚いてんの?」

まなみ「いつも学校いないから…」


浅見たいち。
私の元彼で、不良で有名。


たいち「なことより、なんだよ…これ」

綾奈「みんなで…殺し合いをして、学校から出られるのは最後に生き残った一人だけ…。」

まなみ「それで、私達も今来たところで、なにがなんだか…。」

綾奈「誰が…こんなひどいこと…。」

たいち「…まじかよ」

まなみ「綾奈、たいち、武器をもって早く此処を出よう。ここにいたくない…。」

たいち「武器?」

綾奈「机の中に1人ひとつそれぞれの武器があるの。」

まなみ「私はサプリメント型の毒と毒気しの薬。」

綾奈「私は…ピストル」

たいち「俺は日本刀」

綾奈「…もう出よう、ここ」


鉄の匂い…。みんなの血で足元がびちゃびちゃで、上手く歩けない。


まなみ「私、まさきのクラスみてくる!」

綾奈「わたし達は他のクラスに行ってみるね。」

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