激愛
「瞳はわかんないかもしれないけど神龍の総長は代々髪を金色に染めるのが決りなの」




「へ~そうなんだ」



「なんか瞳・・・・興味なさそうだねえふふっ」




「あ~ごめんごめんそんなことないって言っちゃあ嘘になるけど・・・・正直あんまり興味はないかな?」




あたしが申し訳なさそうに言うと再び桃ちゃんが笑い出した



「ふふふっそうだよねえ瞳と神龍の人達って接点がなさそうだし~でもこの学校を仕切ってるのは神龍の人達だしこのあたりが安全なのも神龍のみんなが守ってくれてるからだし全く無視はできないけどね」



「ふ~ん・・・・」



桃ちゃんによると神龍の総長を決めるのは先代と現総長の話し合いによって決まるのだそう



今回急遽総長が変わったのはある事件がきっかけらしい



なにやらその事件がきっかけで神龍が内部分裂してしまったので新しい総長の擁立ということになったみたい




「その事件のことは又今度ゆっくり話すね~楽しみにしてて」



「あ・・・うん」




あたしは苦笑いを浮かべて頷く・・・・っと、なにやら廊下が騒がしい?



振り返ると大勢の女の子に囲まれた二人組がこちらに向かって歩いてくる





あたしは何事かと一瞬身構えたけどふと道を開けようと思い立ち後ずさりした



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