激愛
そんな男の行動に女の子たちの悲鳴のような声



「龍さま~あの女はなんなんですか~」



「あんな顔だけがいい女ほっといてあたしとカラオケにでも行きましょうよ~」



そんな声が聞こえるなかその場を立ち去る大名行列のような集団



ふ~びっくりしたあ・・・一体なんなんだろ



でも顔だけの女って、あんなパンダ集団に言われたくないし



でも放課後旧校舎に来いって・・・・?




冗談でしょ、あたしだって忙しいんだから今日はスーパーでお肉の特売がある日



お父さん早く帰ってくるって言ってたから速攻帰って晩御飯作らなくちゃいけないし




入学式仕事が忙しくて行けなかったから早く帰るって言ってたからね



何の用があるのか知らないけど・・・・行かなくてもいいよね?



うん、あいつのことは無視無視!



「さ~教室ってどこだったっけ?」 「ちょ・・・ちょっと瞳~今のなんなの?ねえってば」




桃ちゃんは今のあいつの行動が気になるらしくさっきから質問攻め



「やっぱり瞳位のレベルの女だと龍一さんもほっとかないか~」



なんて意味不明なことを呟いていたけど教室に行きHRが終わる頃にはあの男の言葉なんてすっかり忘れているあたしだった
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