激愛
「やあ瞳ちゃん、昨日ぶりだけど・・・昨日の瞳ちゃんには驚かされたよもうあんな危ない事しないって約束できるかな」




「あ・・・はい、すみません・・・・申し訳ないです」



車に乗り込むなりそう言ってくれた現総長さんの矢島さん



そうだよね・・・急に車から飛び降りて逃げ出しちゃったんだもんびっくりするよね



あたしはなんて言ったらいいか言葉を無くして俯いたまま拳を握りしめていた




そんなあたしの態度を見てふっと力なく笑うと矢島さんはぽつりとあたしに問いかけた



「そんなに溜まり場に来るのが嫌なら龍のマンションに行こうか?」



「えっ・・・・・龍一さんの?」




「おい、さんはいらねえ・・・「・・・は?」」




「さんはいらねえって言ってんだ、龍でいい・・・・」



そうぶっきらぼうに答えると目を閉じて腕組みしたままの彼



そんな彼の態度に溜息をつくと苦笑いを浮かべた矢島さん



「ごめんね、瞳ちゃん・・・よければ龍って呼んでやってくれないかな」




「あっ・・・はい」   「よかった、じゃあ龍のマンションに行くからね」




矢島さんの一言で車は龍のマンションへと向かう




静かな車内とは裏腹に外の賑やかな喧騒を見ているとあっという間にマンションへと到着した
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