激愛
第11章
「実はある事件がきっかけで神龍は内部分裂している・・・・」
「内部分裂・・・?」
龍さんがそう呟くと溜息をついて冷蔵庫へと歩き出し缶コーヒーを出して飲み始めた
「瞳・・・お前も飲むか?」
「あっ、コーヒーは苦手なんで・・・」
「そうか、瞳はまだお子様だな」
龍さんの言葉にかちんときたけれど話を聞くことが先だと思い平常心を装った
耳に聞こえてきた矢島さんの声、実は全部俺が原因なんだよ・・・・そう言って話し始めた現総長である矢島さん
矢島さんによるときっかけはひとりの女の子を助けたことから始まったらしい
普段なら、いつもの俺なら助けたりはしなかったのにその時は何故かほっとけなくて思わず助けてしまったらしいのだ
「その女の子に初めての恋をして俺は夢中になった、好きで好きでたまらなかった・・・」
そう呟いたあとに聞こえた言葉にあたしは愕然とする・・・
初めて好きになった子は他の族の姫で・・・スパイだったんだよ笑えるよね
笑いながら飲んでいた缶コーヒーをぐっと握りしめた矢島さんはなんだかとても辛そうに見えた
「・・・で神龍内部は現在の総長を押す派と新しい総長を立てる派と二つの派閥が言い争うことが多くなりあんなに結束力が強かった神龍の内部が分裂した、それで俺は考えた守るべきものがいれば結束は固まるんじゃないかと・・・・」
「内部分裂・・・?」
龍さんがそう呟くと溜息をついて冷蔵庫へと歩き出し缶コーヒーを出して飲み始めた
「瞳・・・お前も飲むか?」
「あっ、コーヒーは苦手なんで・・・」
「そうか、瞳はまだお子様だな」
龍さんの言葉にかちんときたけれど話を聞くことが先だと思い平常心を装った
耳に聞こえてきた矢島さんの声、実は全部俺が原因なんだよ・・・・そう言って話し始めた現総長である矢島さん
矢島さんによるときっかけはひとりの女の子を助けたことから始まったらしい
普段なら、いつもの俺なら助けたりはしなかったのにその時は何故かほっとけなくて思わず助けてしまったらしいのだ
「その女の子に初めての恋をして俺は夢中になった、好きで好きでたまらなかった・・・」
そう呟いたあとに聞こえた言葉にあたしは愕然とする・・・
初めて好きになった子は他の族の姫で・・・スパイだったんだよ笑えるよね
笑いながら飲んでいた缶コーヒーをぐっと握りしめた矢島さんはなんだかとても辛そうに見えた
「・・・で神龍内部は現在の総長を押す派と新しい総長を立てる派と二つの派閥が言い争うことが多くなりあんなに結束力が強かった神龍の内部が分裂した、それで俺は考えた守るべきものがいれば結束は固まるんじゃないかと・・・・」