激愛
でも目を閉じてふと思ったこと・・・・



あたし制服のまんまじゃんこれはまずい



眠いけど着替えなきゃ、そう思ってゆっくり躰を起こすと部屋着のスエットに着替えるあたし




自分の部屋で着替えていると玄関でなにやら物音がした



あれ・・・・もしかしてお父さん?こんなに早く珍しいよね



机の上の時計を見ればまだ7時を回ったばかり



やばい!晩御飯なんにも作ってないし



慌ててリビングに行くと案の定そこにいたのはお父さん



冷蔵庫から麦茶を取り出してごくごくと飲んでいるところだった




「おかえり、お父さん!今日は早いね」



「ああ、なんとか仕事が一段落したからね・・・・・」



「そうなんだ、でもお父さんごめんね晩御飯まだ何にも作ってないからもうちょっと待ってて」




あたしが急いでエプロンをして調理に取りかかろうとするとお父さんが鞄を置いて立ち上がった



「瞳、たまには二人で外食でもしようか?」



「え?本当!何がいいかな~じゃあちょっと着替えてくるから待ってて」





お父さんが黙って頷くと同時にあたしは自分の部屋へと駆け出した
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